FC2ブログ

東大宮に引っ越して10年。

a004.jpg

10年前の10月、いまの東大宮の家に引っ越してきた。

その1か月前ほどの9月に、いわゆる「リーマンショック」があった。イヤな感じだった。

しかし、この10年間のうちに、東大宮には、どんどん住宅の戸建てやマンションが建った。

ウチから駅へ向かう通りの、すぐそばの駐車場には3戸が建ち、その向こうの駐車場にも3戸、そのまた向こうの駐車場にも3戸、その隣の畑だったところに4戸、その隣の大きな屋敷だったところには10戸、というぐあいに、駐車場や空き地や畑は、どんどん住宅になった。

若い家族が増えた、子供たちも増えた。「少子高齢化」がウソみたいだ。

と、こうなってみると、よく住みたい町として話題になる、たとえば吉祥寺のようなオシャレな買い物に便利とかではなく、年寄りから子供たちまでがいる町、日常の何気ない景色の中に、いつも子供たちがいる町ってのはいいなと思う。

おれがスーパーで買い物しての帰り、小学生たちとすれちがうと、「こんにちは~」と声をかけられる。おれも「こんにちは」とかえす。ああいいなあと思う。

引っ越してきたときから、人が住んでいるかどうかわからない、大きな欅に囲まれた屋敷があった。よく見ると林の中に、古い納屋のような建物と比較的新しい、いい材質に見える外壁の建物があった。だから、人が住んでいるのだろうと思っていたのだが、よくわからない。しだいに蔦が全体を覆い、これはもう誰も住んでいないんだなと思われた。門のあたりも荒れ放題になった。

このあたりでは、ここしかない、巨大な欅の林だ。見た目、樹齢100年以上の欅が数本はあった。上のほうには、カラスが巣をつくっていた。

そこが、この秋、更地になった。林もその中にあった建物も姿を消し、林の向こうにあった住宅が露わになった。それは、チョイと寂しいできごとだった。

ここにまた、家が建ち、新しい人たちが移ってくることだろう。

002_201811282202506e0.jpg